本日文部科学大臣の会見があり、加計学園問題に関する内部文書とされる、文書について再調査を実施することが発表されました。
世論に政府が突き動かされる結果となったわけです。
徹底的に調査すべき
私は、安倍政権支持者ですが今回の文書についての再調査は実施すべきだと思っていました。
今回の政府の対応は、あまり褒められたものではなかったと思います。
いくら追加情報が出てきても、再調査はしないの一点張り。
確かにこの文書に問題はないのですが、多くの国民から何かやましいことがあるのかと疑われても仕方がない状況になっていました。
はっきりさせないことで、野党やメディアが報じる総理関与の憶測を見て、国民に何か怪しいのではと思われた部分は大きいと思います。
このまま会期末まで突っ走ろうという考えだったのでしょうが、どうやら会期を1週間から10日くらい延長しないとまずそうだぞと与党内からも声が上がってきていました。
そうなると、この問題を無視して、会期末まで走るのは難しいと判断して今回の再調査ということになったのだと思います。
こうした後手後手の対応の結果なのか、現在では文書が存在すれば安倍政権に問題があるという風潮にシフトしているかのようにも感じます。
文書の中身が安倍政権の不祥事を証明するものだとなんとなく思っているように感じます。
「総理の意向」文書に問題はあるのか?
どこに問題が?
内部文書というが、あの中身のどこに問題があるのか?
こう問われて、理路整然と答えられる人はそういないでしょう。
この文書に関して、違法性を示すものは一切ないわけです。これは民進党の議員も認めています。
批判する人たちは、「総理の意向」「官邸の最高レベル」って書いてるから、政府が特区を恣意的に運用したに違いない、という憶測で語ってる人しかいないという印象を受けます。
民進党のある議員は、委員会の総理への質問で、「私なら友達のために何かしてあげられたらいいなって思います。そういう前提で質問します。」と前提を自分で決め込んで質問する始末です。
そして、仮に「総理の意向」が本当であったとしても、それが戦略特区にかかっているのか、獣医学部新設にかかっているのか全くわかりません。
そして、「総理の意向」というのが、本当に「総理の意向」かどうかもわかりません。
現に、文書に登場する萩生田官房副長官や義家文科副大臣は、自分の発言として取り上げられている発言が事実ではないと証言しています。
この文書の真偽性も疑わしいわけです。
このような状況で政権を批判しているというのが正しいのかもう一度考える必要があるでしょう。
批判のための批判にはなっていないでしょうか。
批判勢力
しかし野党やマスコミの中には、この文書が実在したら大変なことですよなんて言う人もいる。
そういう人の説明を聞いてると、大体が憶測で喋ってらっしゃる。
はっきり言いましょう。
この文書が実在しても現状何も問題はありません。
このことについては、以前の記事でも書いてますのでそちらもご覧いただけると幸いです。
加計学園:内部文書「総理の意向」に問題はあるのか? - 桜咲き誇れ
加計学園への決定プロセスに総理が関わる余地がないことは国会で明らかにされています。決めるのは、諮問会議の民間議員なのです。総理が関わるのは、最終的な決定のみであることも国会で明らかにされています。
こちらの記事でも詳しく触れています。
加計理事長が政府専用機に搭乗??民進党宮崎議員の印象操作がひどすぎる!本質を議論すべき![加計学園問題] - 桜咲き誇れ
もちろん、政府のこうした後手後手の対応がこういった状況を招いていることは否定できませんが、メディアや野党などが安倍批判のために、こうした「印象操作」を行うことは看過できないと思います。
文書の存在が発覚すれば、、
もしも、文書の存在が発覚し、実は文科省の職員も知っていたとなれば、文部科学省は大変なことになるでしょう。
重要なのは、文書が見つかって嘘をついていたことが発覚すると問題なのは、政府ではなく文科省です。
天下り、隠蔽ということが立て続けに発覚すれば、文科省にはなんらかの処置が下ることになってもおかしくないでしょう。
まぁメディアや野党が、規制緩和を守り切ろうとしている前川氏を擁護し政府を批判する現状からみれば、政府が隠蔽するように指示したのではなどといって憶測で政府を批判することになるのでしょうが、、、
まとめ
ということで、再調査は大いに結構ですし、やるべきです。
そして、国民が納得できるように説明する責務もある程度あるでしょう。
ただし、憶測やきっと安倍が悪いに違いないという思い込みで批判する人たちは考え直したほうがいいのではと思います。
批判のための批判からは何も生まれません。
今一度原点に立ち返り、総理が本当に関与していたのか、そして獣医学部の規制緩和が必要なのだという本質に立ち戻っていただきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
よろしければブックマークお願いいたします。
批判的なブックマーク、コメントでもお待ちしております。
関連記事