今日の衆議院で決算行政委員会が行われ総理出席のもとで質疑が行われました。
そのなかでやっぱり、今話題の加計学園問題についての質疑が数多く行われました。
もちろん、本質を議論して問題があるなら追求することは必要ですから、大いにやるべきだと思います。
しかし、民進党の宮崎議員が総理と加計学園理事長の関係性を喧伝して、まるで仲がいいから不当に介入したかのような印象操作を行いっていました。
国会では本質を議論すべきで、こういった印象操作をすべきでないわけです。
加計孝太郎氏と安倍総理が親友であることは周知の事実で、改めて印象操作を行うことは事の本質とは全く関係ないのです。
宮崎議員の「あほらし」とおもった質問に関して、まとめていきたいと思います。
- 「男たちのわるだくみ」写真
- 加計学園から報酬を受け取っていた
- 加計孝太郎氏が外遊に同行し政府専用機に同乗
- 昭恵夫人と加計氏の密接な関係をうかがわせる
- 国家戦略特区は構造改革特区と違って総理がなんでも決められると断言
- まとめ
「男たちのわるだくみ」写真
この写真は去年のクリスマスイブに、安倍昭恵さんがfacebookであげた写真で、男たちの悪巧みという説明とともに、安倍総理と加計学園理事長が一緒に写っている写真です。
これを、わざわざ一枚のパネルにして出したわけです。
これにたいして安倍総理大臣は
「私と加計孝太郎さんとが友人であることと、政策に関与したかということは別問題であります。そういう写真を出して一生懸命印象操作をしてらっしゃるんでしょうけど、賢明な国民はそれが別だということを理解されています。
だいたいそんな悪巧みを本当にしようと思ったら、そんな写真出しませんよ
これは3秒くらい考えればわかることです。」
といっています。
おっしゃる通りで、本当に悪巧みをしようとするなら、わざわざ疑われかねない写真を出すはずがないというのは総理のおっしゃる通りでしょう。
悪質な印象操作だと思います。
加計学園から報酬を受け取っていた
そして同時に、以前に取り上げられた、加計学園から報酬を受け取ったことについても重ねて質問しています。
そして、加計学園から報酬を受け取っていたことを確認しました。
これだけ聞いたら怪しいのかもしれませんが、その内実は20年前の年間たったの14万円です。
このことについてはこちらの記事で詳しく書いています。
これで加計学園に便宜を図ったことを印象付けるのは、これまた悪質でしょう。
加計孝太郎氏が外遊に同行し政府専用機に同乗
宮崎議員が「加計理事長を外遊に同行して、政府専用機に搭乗させたという事実はありますか」と質問します。
これに対して外務省の志水史雄大臣官房参事官が
「経済的なプロジェクトでミャンマーに興味を持つ人に同行してもらった。加計学園はミャンマーに学園の支局を設置し、留学生受け入れなどを進めているなどミャンマーとの協力を積極的に進めていたことから同行してもらった。
ヤンゴンに各自が集合してネピドーに行く予定だったが、総理日程に同行する必要があり、安全に万全を期すことが不可欠であったことあら、ヤンゴンとネピドーのと間に限り主要参加者全員に運賃を払ってもらって、政府専用機に同乗してもらった。」
と答弁しています。
つまり、外遊に同行したのは安倍総理と仲がいいからではなくミャンマーとの協力を行っているからであって、政府専用機に搭乗したのは、政府の都合でなおかつ主要参加者全員に、そして運賃を払ってもらった上で、搭乗したわけです。
これをまるで、総理と仲がいいから外遊に同行し政府専用機に加計氏のみ搭乗させたかのようなことをいうのは、まさしく「印象操作」と言えるでしょう。
昭恵夫人と加計氏の密接な関係をうかがわせる
フィリピン日本語文化学院と加計学園の教育交流協定の調印式に安倍昭恵さんがいるといって、その写真をわざわざパネルにしたり、安倍昭恵さんがコメントを寄せている加計学園系列の小学校の保護者向けビラをパネルにしたり、その小学校にオバマ夫人と訪問したことを紹介したり、、、、
そして宮崎議員は、昭恵夫人と加計学園は「持ちつ持たれつの密接な関係だ」とまでいっています。
総理の夫人までも密接な関係であるとして、加計学園の問題に総理が関わっていることの印象操作を行っているわけです。
国家戦略特区は構造改革特区と違って総理がなんでも決められると断言
宮崎議員は、
「国家戦略特区は構造改革特区と違ってトップダウンだから総理がなんでも決められる。場所も総理が決めるんだろう。ボトムダウンの構造改革特区と違う。」
といって国家戦略特区では、総理がなんでも決められるから今回の加計学園も総理が決めたんだろうと印象操作をしました。
しかし、安倍総理が答弁で
「最終的にはなんでも決定するのは総理です。しかし、決めるのは諮問会議であって、私がなんでも決められるなら諮問会議の意味がないじゃないですか。民間の方が決めるんですよ。根本的に宮崎議員は間違っている」
おっしゃる通りで、いくらトップダウンといえども、どこの地域にするかなどを決めるのは諮問会議で、総理がここがいいと言って決められるものではないのです。
総理の責任にしたいからなのかわかりませんが、なにやら間違ったことを言っているのではないでしょうか。
総理が決定に関与できる仕組みではないのです
これに対して宮崎議員は「国家戦略特区はトップダウンで総理の権限が強い。区域も最後は総理が決めるんだ。総理はわかっていない。」と批判を続けました。
安倍総理は
「総理が決めるということを総理が知らないと宮崎議員が言った。つまり私が決めてないから私が知らないということじゃないか。論旨が破綻している」
といって宮崎議員の主張がちゃんちゃっらおかしいことを指摘しました。
これは安倍総理が答えながら思わず笑っていた通りで、
総理が知らないなら、総理が決めていないということじゃないかw
ということです。
宮崎議員の議論は破綻しているのです。
宮崎議員は、総理が関与していないことを認めてしまったようなものなのです。
まとめ
以上で述べた通り、宮崎議員の質疑は総理が決めたに違いないという印象操作に終始するばかりで、本質的な議論は一切行われませんでした。
ぜひ一度動画をご覧いただきたいと思います。
おいおいこれが国会でやられてんのかよとおもって唖然とするかもしれません。
最初も述べましたが、この加計学園の獣医学部新設に問題があるというなら、本質を議論してここが問題があるという追求をするのが、あるべき国会の姿でしょう。
印象操作をして総理がやったに違いないという憶測を高めたとしても何にもならないのです。
野党は印象操作と言われると怒りますが、そう言われないように本質的な議論に努めるよう願いたいものです。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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