先日記事でも取り上げました百田尚樹さんの講演中止問題で、なにやら動きが出てきているようです。
民進党の原口議員のこの講演中止問題に関するツイートに民進党の有田議員が執拗に絡んでるみたいなのです。
このことについてまとめます。
原口さんの批判
原口一博衆議院議員は、当選7回で総務大臣まで務められた方です。新拉致議連の初期のメンバーとしてもしられ、拉致問題にも熱心に取り組んでおられ、民進党ですが私が応援する議員の一人です。
その原口先生が百田さんの講演中止に関するツイートをされました。
学生のイベントに特定の議員が介入したとも聞いていますが何をしているのでしょうか。右左関係なく公人、議会人による権力の濫用は許されません。考え方が違うからと講演の機会を邪魔するのは言論に対する冒涜です。 https://t.co/55zcbtjmqx
— 原口 一博 (@kharaguchi) 2017年6月4日
私は、この講演が予定されていた大学にも主催者にも論及していないし、そもそもそのような立場にありません。言及しているのは公人である議員の矩についてです。立法府において私達は行政や司法をチェックしています。そして立法府そのものも。私人や私的な団体に対する言及は慎重にしたいと思います。 https://t.co/ucWPYhHIIA
— 原口 一博 (@kharaguchi) 2017年6月4日
差別に正当性などありません。本当に私がそんな事を言っているとどうして思うのですか?差別の根元には怖れがあり、差別に差別で返してはならないと言っているのです。怖れを拡大するだけだから。暴力に暴力で返してはならないのと同じです。 https://t.co/pA5B1zCYnP
— 原口 一博 (@kharaguchi) 2017年6月4日
非常にまっとうな内容であると思います。
私的な講演に対して議員が言及するのは慎重にすべきであると。
そして、差別に差別で返してはならないといっているわけです。
ましてや、今回実行委員の学生が政治と関係ないマスコミ問題についてというテーマで差別的問題が生じないように配慮していることからも、その開催に議員が関わるのは慎重にというのは、極めて普通の感覚であると思います。
有田議員の執拗な「粘着」
原口さんが上記のツイートをしていたら、なぜか民進党の有田議員が原口さんに絡み始めます。
原口さん 何を言っているんですか。「ある議員」とは有田芳生を言い募るあまたの書き込みでしょう。あなたもそれを前提に書いてきたのでしょう。問います。私が百田講演会中止にどう介入したというのか。ただちに具体的に明らかにせよ。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2017年6月4日
だから事実を明らかにしなさい。 https://t.co/zJKtTxaVsO
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2017年6月4日
原口さん 「特定の議員」とは誰ですか。あなたは聞いているからこう書いたのでしょう。ただちに明らかにして、どう介入したかも説明しなさい。大臣まで経験した人ですから責任は大きい。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2017年6月4日
原口さん 黙殺ですか。どの議員が百田講演会中止に介入したのですか。あなたの書き込みにつらなるコメントの多くは有田芳生だとあります。いい迷惑です。あなたもそう判断して書いたのですか。そうではないならどの議員ですか。ただちに根拠を示してください。起きていないなら朝まで待ちましょう。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2017年6月4日
異常とも言えるほど執拗な粘着です。
明らかにせよなどと、凄まじく強い口調で問いただしています。
まるで自分に心当たりがあるかのようです。
これに対して原口先生は
有田さん、私があなたを前提にツィートしたとでも?それこそ何を根拠に?有田さんを言い募る数多の書き込みなど見ていません。もし貴方だったら直接、聞けば済むことではないですか? https://t.co/hRh4KjhXcY
— 原口 一博 (@kharaguchi) 2017年6月4日
あくまで議員について具体名をあげて述べているわけではなく、なんでそれが自分だと思うんですか?という冷静な対応です。
しかし、有田議員は満足せず
原口さん では、あなたはだれのことを書いたのですか?すぐに明らかにできるでしょう。ぜひ。 https://t.co/jVqFVnQqDo
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2017年6月4日
原口さん 起きていらっしゃるのですからすぐに具体的に答えてください。 https://t.co/G0Dq9dQHqr
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2017年6月4日
「学生のイベントに特定の議員が介入したとも聞いていますが何をしているのでしょうか。」こう書いたのは原口さんです。では「特定の議員」とは誰ですか。有田芳生だと事実でないことが流布されています。原口さんは誰のことを念頭にこうした書き込みをしたのですか。ただちに答えてください。 https://t.co/SO0M5GhTO0
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2017年6月4日
じゃあ、だれかに聞いたんですか、原口さん。
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2017年6月4日
「これをRTしている議員がいて驚いた。誰か議員が介入したのか?それが事実なら問題だと言うのを最低と。」原口さん ぼくはこれをRTしました。驚くことですか?「誰か議員が介入したのか?」確認もせずに書いたのですか。答えてください、具体的に。 https://t.co/P9QCKOpUoQ
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2017年6月4日
執拗に激しい口調で問いただしています。
同じ民進党の議員にしかも当選2期の有田議員が、当選7期で大臣経験者の原口議員にこんな口調で問いただすというのは普通ではないと思います。
よっぽど後ろ暗い何かがあるのでしょうか?
講演会中止に賛同し呼びかけた有田議員
上を見ても分かる通り、有田議員にはよっぽど思い当たることがあるように思えます。
その答えが有田議員のツイートにありました。
キャンペーン「koda.kouennkai@gmail.com: 差別を許さない一橋大学KODAIRA祭の実現を求めます。」 に賛同をお願いします! https://t.co/O0VTAH2kmJ @change_jpさんから
— 有田芳生 (@aritayoshifu) 2017年4月17日
過去にこういったことをしていたから、あんなに執拗に聞いていたんですかね。
国会議員たる人が、講演の中止を呼びかけるが如くキャンペーンに賛同し、それをツイッターで呼びかける。
これが介入ではなんだというのでしょうか。
有田議員はこのことを忘れてしまっているのでしょうか。
まとめ
有田議員は「しばき隊」との繋がりが指摘されるなど、以前から異質な議員として知られていました。
自分たちの要求を通すために、相手の言論の自由を制約するような行動が許されるとは到底思えません。
そして、同僚の原口議員に対する異常なほどの粘着とその言葉遣いには違和感を感じざるをえませんでした。
DM等で問いかけるなどいくらでも方法はあったわけで、オープンなツイッターで何度もなんども追求するのは見ていて、民進党のバラバラさも見えてきて不愉快でした。
そして何より自由を呼びかけるならば、相手の自由に対しても十分な配慮をすべきです。
しかもその国会議員という立場であるからして、「しばき隊」とともに活動していた頃とは意識を変えてより慎重に行われるように求めたいところです。