桜咲き誇れ

世の中を分かりやすく 主に政治に関する話題についてわかりやすい記事を毎日投稿します   

【随時更新】Jアラート 北朝鮮のミサイルが日本上空を通過。ミサイルの情報・政府の対応など。

最新の情報がで次第、随時更新していきます。

 

本日5時58分ごろ北朝鮮西岸からミサイルが発射されました。

これにより、日本でミサイルに対するJアラートが今年初めて流れました。

対象地域:北海道 青森 岩手 宮城 秋田 山形 etc

 

ミサイルは通過しましたが落下物が存在する可能性はあります。

落下物があっても決して近寄らず、速やかに通報を。 

f:id:blossoms_japan:20170829073410p:plain

 

ミサイルの情報

5時58分ごろ北朝鮮西岸から、ミサイルが一発発射されたとのことです。

北朝鮮のミサイルは午後6時6分ごろ北海道地方から太平洋へ通過した模様です。

 

 

6時12分ごろ襟裳岬の東、およそ1180kmのところに、太平洋上に落下したとのことです。

ミサイルは着弾前に3つに分離したとのことです。

このことから、多弾頭ミサイルではないかとの観測がなされています。

日本本土上空を通過したのは2009年以来のこととなります。

 

破壊措置の実施はありませんでした。

 

ミサイルに関する分析

元海上自衛隊の香田洋二さんは、ミサイルの発射時期などから、グアムに発射しようとしていた、火星12型ではないかとの見解を示しました。

 

韓国軍は平壌からの発射との分析を発表しています。

韓国軍は飛距離2700km、最高高度550kmに達したとの分析を明らかにしました。*1

東方向に弾道ミサイルを発射し、日本上空を通過して太平洋上に落下した。飛距離は約2700キロ・メートルで、最大高度は約550キロ・メートルに達した。

 

小野寺防衛大臣が9時30分過ぎに会見を行い、中距離弾道ミサイルの可能性があると発言されました。

さらに、ミサイルが3つに分離したこと、襟裳岬上空で最高高度550kmに達したとの見方を示しました。

政府の対応

官邸の緊急参集チームが招集されています。

安倍総理は官邸で記者の取材に応じ

「北朝鮮が弾道ミサイルを発射し、わが国上空を通過したもようだ。直ちに情報の収集、分析を行う」「国民の生命・財産の確保に万全を期していく」

 と述べました。*2

 

安倍総理は、アメリカのトランプ大統領と40分間の電話会談を行いました。

トランプ大統領は「アメリカは同盟国である日本と100パーセントともにある」と発言して日本防衛に関するコミットメントを得たと、安倍総理大臣が会談後の会見で発言しました。 

www.youtube.com

官房長官会見


菅官房長官は会見を行い、ミサイルの情報について発表しました。

 「本日5時58分ごろ、北朝鮮西岸より1発の弾道ミサイルが北東方向に向けて発射された。本弾道ミサイルは6時6分ごろ北海道の襟裳岬上空を通過し、6時12分ごろ襟裳岬の東、およそ1180キロメートルの太平洋上に落下したものと推定される」

現在のところ被害の報告はないと発表しました。

「現在のところわが国の領域への落下物は確認されていない。また現時点において、付近を航行する航空機や船舶への被害報告等の情報は確認されていない」

そして総理大臣から、万全を期す旨の指示を受けたと発表しました。

安倍総理大臣から情報収集・分析に全力を挙げ、国民に対し迅速かつ的確な情報提供を行うこと、航空機・船舶等の安全確認を徹底すること、不測の事態に備え、万全の態勢をとること、ミサイルが通過したと判断される地域に重点を置き、落下物等による被害がないか速やかに確認すること、北朝鮮の今後の動向を含め、引き続き情報収集・分析を徹底すること、米国・韓国、関係諸国と連携し、引き続き緊張感を持って必要な対応を適時適切に行うことについて指示があったことを明らかにしました。

さらに我が国の安全保障に関して今までにない脅威であり、危険な行為であると批判しました。

「わが国の安全保障にとってこれまでにない深刻かつ重大な脅威だ。またアジア太平洋地域の平和および安全を脅かすものであると言わざるをえない。航空機や船舶の安全確保の観点からも極めて問題のある危険な行為であるとともに、安保理決議等への明白な違反だ」と非難したうえで、北朝鮮に対し厳重に抗議を行ったことを明らかにしました。

www.youtube.com

国際的な反応

今回のミサイル発射を受けて、日米韓の要請を受けて、29日に国連安保理緊急会合を開催する方向で検討に入りました。*3

 

韓国外務省は、今回のミサイル発射に関して、

「国連安全保障理事会が新しい制裁決議を採択し、国際社会としての厳重なメッセージを送ったにもかかわらず、北が再び挑発をしたことを強く糾弾する。北は非核化だけがみずからの安全と経済発展を保障する道であることを認識して、無謀な挑発の代わりに早く非核化に向けた対話の道に進まなければならない」

として、非難しました。

 

イギリスのジョンソン外相はツイッターで

「北朝鮮による無謀な挑発に対し、憤りを感じる。不法なミサイル発射を強く非難する」

 

として非難しています。

 

オーストラリアのビショップ外相は

「ほかの国の領土の上空にミサイルを飛ばすことは脅威的であり、危険かつ挑発的だ」

「常に日本をサポートする用意がある」

 として、北朝鮮を非難しています。

 

為替の影響

ミサイル発射を受けて、安全通貨とみられている円買いがすすみ、1ドル108円代前半に値上がりしています。

 

 

(関連記事)

Jアラートが不要であるとの言説の間違い、そして、実際にどのように動けばいいかについて書きました。

よろしければどうぞ

www.blossoms-japan.com