いよいよ今週末東京都議会選挙ですね。
東京都民ならずとも注目度が高いこの選挙、結果は非常に注目されます。
そこで、意外と知られていない、投票日当日にやってはいけないネット上での選挙活動について見ておきたいと思います。
選挙活動は選挙前日まで
選挙運動とは、「特定の選挙について、特定の候補者の当選を目的として、投票
を得又は得させるために直接又は間接に必要かつ有利な行為」のことを言います。
まぁ簡単に言えば特定の候補を応援する行動のことですね。
そしてこの選挙活動は、公職選挙法129条で、選挙期日の前日までしか行うことはできません。
違反した者は、1年以下の禁錮又は30万円以下の罰金に処する、ということになっています。
昨日まであんなにうるさかったのに、選挙当日は選挙カーなどがなくて静かだなと思うことはないでしょうか。
それはこの、選挙活動は投票の前日までという規定があるからなのです。
当日SNS上で控えるべき「選挙活動」
そして、ここでいう選挙活動というのは、なにも街頭で呼びかけることだけではなく、何気なく行っているSNS上での行為も選挙活動に当たるわけです。
ですから、上でも述べた通りSNS上で、選挙当日に特定の候補への投票を呼びかけることはアウトです。
ただ気づかずに何気なくやってしまうであろうことが、ツイッターでのリツイートや、facebookでのシェアなどです。
他人の前日までの選挙活動内容の投稿をリツイート、もしくはシェアなどして、拡散しようとする行為も「文書図画の頒布」に当たるとみなされ、選挙活動となってしまうわけです。
何気ないリツイートで違法な選挙活動を担ってしまう可能性があることを、承知した上で気をつけなければいけません。
ちなみに特定の候補者に偏ったwebサイトなどを拡散することも、違反とみなされることがありますので、気をつけた方がいいでしょう。
投票の呼びかけは大丈夫
選挙当日に、「みなさん投票にいきましょう!」などと呼びかけることは、問題ありません。SNS上でもです。
あくまで特定候補への呼びかけがアウトなだけですからね。
「投票に行ってきました」などの報告もセーフです。
では「〇〇候補に投票してきました!」というのはどうなのでしょうか。
これは、ただ単にその出来事を報告するようなものであれば問題ないようです。
ただし、そこから「だからみんなもこの候補に、、」みたいなことを匂わせる投稿はアウトとみなされる可能性があります。
グレーゾーンなので、わざわざ書かない方がいいでしょう。
終わりに
ということで、選挙当日に選挙活動という自覚がないままにそのような行為を行ってしまわないように、気をつける必要があります。
特にリツイートやシェアなどは、なんとなくとそういった感覚がないままに気軽にやってしまいがちだと思いますので、選挙当日は十分お気をつけください。
悪質な行為でない限り、厳しく罰せられるということはないとは思いますが、用心するにこしたことはありません。
うっかりでも、違法行為は違法行為ですからね。
ちなみに、東京在住の方以外でもアウトですので、東京に住んでないからいいだろという軽い気持ちでやるのは控えるべきだと思います。
投票日の7月2日の投票締め切り日午後8時まではおとなしくしと方がいいかもしれません笑
ちなみにこの記事は選挙当日でもシェアしていただいて結構です笑