本日はいよいよ安倍内閣改造です。
そこで閣僚人事・党役員人事について主なデータについてまとめましたのでご参照ください。
あくまで報道をベースとした内定リストでありますので、実際の内閣と異なる可能性もあります。
ご了承ください。
菅官房長官より内閣人事が発表されました。
暫定ですので、新しい情報が出次第随時更新していきます。
【氏名】
【年齢】
【派閥】
【選挙区】
【当選回数】
【過去のポスト】
内閣 閣僚
総理大臣
【氏名】安倍晋三
【年齢】62
【派閥】無所属(細田派)
【選挙区】山口4区
【当選回数】8回
【過去のポスト】官房長官・党幹事長など
副総理・財務大臣
【氏名】麻生太郎
【年齢】76
【派閥】麻生派
【選挙区】福岡8区
【当選回数】12
【過去のポスト】総理大臣・総務大臣・外務大臣
外務大臣
【氏名】河野太郎
【年齢】
【派閥】麻生派
【選挙区】神奈川15区
【当選回数】7
【過去のポスト】行政改革大臣
総務大臣
【氏名】野田聖子
【年齢】56
【派閥】無所属
【選挙区】岐阜1区
【当選回数】8回
【過去のポスト】郵政大臣・総務会長
法務大臣
【氏名】上川陽子
【年齢】54
【派閥】岸田派
【選挙区】静岡1区
【当選回数】5回
【過去のポスト】少子化担当大臣・法務大臣
文部科学大臣
【氏名】林芳正
【年齢】56
【派閥】岸田派
【選挙区】山口(参議院)
【当選回数】4回
【過去のポスト】経済産業大臣・農林水産大臣
厚生労働大臣
【氏名】加藤勝信
【年齢】61
【派閥】額賀派
【選挙区】岡山5区
【当選回数】5
【過去のポスト】官房副長官・1億総活躍担当大臣
農林水産大臣
【氏名】斎藤健
【年齢】58
【派閥】石破派
【選挙区】千葉7区
【当選回数】3
【過去のポスト】農林水産副大臣
経済産業大臣
【氏名】世耕弘成
【年齢】54
【派閥】細田派
【選挙区】和歌山(参議院)
【当選回数】4
【過去のポスト】官房副長官
国土交通大臣
【氏名】石井啓一
【年齢】59
【派閥】公明党
【選挙区】比例北関東
【当選回数】8
【過去のポスト】財務副大臣・政調会長
環境大臣
【氏名】中川雅治
【年齢】70
【派閥】細田派
【選挙区】東京(参議院)
【当選回数】3
【過去のポスト】参議院議運委員長
内閣官房長官
【氏名】菅義偉
【年齢】68
【派閥】 無所属
【選挙区】神奈川2区
【当選回数】7
【過去のポスト】総務大臣
国家公安委員長
【氏名】小此木八郎
【年齢】52
【派閥】無所属
【選挙区】神奈川3区
【当選回数】7
【過去のポスト】国対委員長代理
沖縄・北方担当大臣
【氏名】江崎鉄磨
【年齢】73
【派閥】二階派
【選挙区】愛知10区
【当選回数】6
【過去のポスト】国交副大臣
経済再生担当大臣
【氏名】茂木敏充
【年齢】61
【派閥】額賀派
【選挙区】栃木5区
【当選回数】8
【過去のポスト】政調会長
1億総活躍担当大臣
【氏名】松山政司
【年齢】58
【派閥】岸田派
【選挙区】福岡(参議院)
【当選回数】3
【過去のポスト】外務副大臣
地方創生担当大臣
【氏名】梶山弘志
【年齢】61
【派閥】無所属
【選挙区】茨城6区
【当選回数】4
【過去のポスト】国交副大臣
五輪担当大臣
【氏名】鈴木俊一
【年齢】64
【派閥】麻生派
【選挙区】岩手2区
【当選回数】8
【過去のポスト】環境大臣
防衛大臣
【氏名】小野寺五典
【年齢】57
【派閥】岸田派
【選挙区】宮城6区
【当選回数】6
【過去のポスト】防衛大臣
復興大臣
【氏名】吉野正芳
【年齢】68
【派閥】細田派
【選挙区】6
【当選回数】福島5区
【過去のポスト】環境副大臣
官房副長官
【氏名】西村康稔
【年齢】54
【派閥】細田派
【選挙区】兵庫9区
【当選回数】5
【過去のポスト】内閣府副大臣・党総裁補佐
【氏名】野上浩太郎
【年齢】50
【派閥】細田派
【選挙区】富山(参議院)
【当選回数】3
【過去のポスト】国交副大臣
自民党執行部
幹事長
【氏名】二階俊博
【年齢】78
【派閥】二階派
【選挙区】和歌山3区
【当選回数】11
【過去のポスト】経済産業大臣・総務会長
総務会長
【氏名】竹下亘
【年齢】70
【派閥】額賀派
【選挙区】島根2区
【当選回数】6
【過去のポスト】復興大臣
政調会長
【氏名】岸田文雄
【年齢】60
【派閥】岸田派
【選挙区】広島1区
【当選回数】8
【過去のポスト】外務大臣・沖縄北方担当大臣
選対委員長
【氏名】塩谷立
【年齢】67
【派閥】細田派
【選挙区】静岡8区
【当選回数】8
【過去のポスト】文部科学大臣
各種データ
閣僚
細田派 3人
麻生派 3人
岸田派 4人
額賀派 2人
石破派 1人
石原派 0人
無所属 6人
(官房副長官除く)
稲田氏や豊田議員など問題が続発した前回閣僚人数が最大だった細田派の人数を大幅に抑えた印象です。
逆に岸田派党内最大派閥の細田派を越す4人ということで、安倍総理の岸田政調会長への配慮が見受けられます。
盟約を交わしているとも言われるこの二人。
お互いに協力し合う体制をがっちりくんだとも言えます。
その他はバランスよく配置したという印象。
無所属6人は緊急事態の挙党一致内閣という印象も受けます。
党4役
自民党執行部は各派閥から選出されるバランスのとれた陣容となっています。
注目の岸田文雄議員は政調会長への就任ということで、政策面での安倍総理とのタッグを今後もがっちりと組んでいく姿勢も伺えます。
選対委員長に自派閥の塩谷議員を用いることで、安倍総理の意思が党内に反映されるようにしたという格好です。
当選回数
今回は当選回数5回以上の閣僚待機組の入閣は最小に抑え、閣僚経験のある実務内閣としたとの印象を受けます。
そんななかで、斎藤健議員は当選3回での入閣となりました。
これは石破派への配慮もさることながら、官僚出身で、埼玉県副知事も務めた抜群の実務能力を生かしてもらえるようにという、当選回数関係なく実力での配置ということで、活躍に注目が集まります。
注目ポスト
今回の改造で特に注目されるポストを上げておきましょう。
防衛大臣
まずは何と言っても、防衛大臣。
日報問題をめぐって、稲田大臣、黒江事務次官、岡部陸幕長が辞任し、ガバナンスに懸念が集まる状態で、防衛省自衛隊を掌握しまとめ上げられる人物をという声が高まっていました。
今回再任の小野寺五典議員は第2次安倍内閣発足時の防衛大臣で、防衛省自衛隊からの信頼も厚く、経験者でもあり、適任とも言えます。
またその穏やかな口調落ち着いた態度など、答弁をはじめとする国会での対応にも高評価が集まっています。
今後安保委員会、外交防衛委員会が召集され日報問題について追及される意味でも適任と言えるでしょう。
文部科学大臣
そして、加計問題で一躍話題の省庁となってしまった、文部科学大臣のポストにも注目が集まっていました。
これまた文書が流出し放題の状況になっている状況で、文科省のガバナンスを立て直す人物を求める声が高まっていました。
今回新任の林芳正議員は、自民党きっての経済・財政政策通として知られ、経済産業大臣・農林水産大臣など閣僚経験も豊富でその実力はお墨付きです。
故三宅久之先生が安倍総理に重用するように進言したのはこの林芳正議員です。
文教族ではない議員が文部科学大臣になるということで、一から文科省のガバナンスの立て直しを目指していただきたいところです。
外務大臣
第二次安倍政権発足以降、岸田文雄議員が守り続けていた外務大臣を下り、当人の希望で政調会長担ったことで、外務大臣に誰が抜擢されるかということも注目が集まっていました。
安倍内閣の最大の成果の一つとも言える外交政策を今後も支える、そして緊張感をます北朝鮮情勢に立ち向かうという意味でも非常に重要な役割を持つポストです。
今回抜擢されたのは、河野太郎前行政改革担当大臣でした。
サプライズでした。
河野太郎氏はあの河野洋平元自民党総裁を父に持つ政治一家の人物で、過去に総裁選挙に出て、若手で自民党を変えるんだと訴えたこともあります。
このように改革志向の強い人物としても知られ、行政改革に強い意欲を持っておられます。
ネット上ではお父さんの河野洋平氏を持ち出して外相就任を批判する声も聞こえますが、父親のやったことで息子の太郎氏を評価するのは全く意味がありません。
外務省に一家言持つ人物であり、外務省と衝突せずにうまいこと改革をすすめ、外交政策を前進させていけるのか、個人的には非常に興味深い人事だと思います。
そして原発政策などで安倍内閣と政策の理念は違いますが、違う考えを持つ人を閣内に入れたほうがいいという声に応える意味でもいいでしょう。
河野さんは内閣の方針には従うという政治哲学をお持ちの人でもありますから、閣内不一致を生むという心配は大丈夫ではないかと思います。
さらにはアメリカに留学していたこともあり、英語が堪能という側面もあります。
強い信念を持つ政治家としても知られ、現在隠蔽体質とも言われ批判される安倍政権としては非常にいいメッセージなのではないでしょうか。
今後どういった手腕を振るうのか注目が集まります。
総務大臣
総務大臣ポストに注目が集まるというわけではなく、野田聖子氏がどのポストに就くかという意味で注目されました。
野田聖子氏は2015年に総裁選出馬に意欲を見せるなど、安倍総理とは比較的遠い立場の人間であります。
であるからこそ、身内びいきと言って批判される安倍内閣にとっては、自分と遠い人物を取り入れることで、体質の改善をアピールすることもできるでしょう。
個人的には、小池都知事との関係もあるので五輪大臣なんてどうだろうとも思いましたが、総務大臣に落ち着いた模様です。
省庁をもつ重要ポストでなければ入閣しないとの報道もありましたから、安倍総理が配慮した格好となりました。
高市大臣に引き続き女性閣僚であり、非常に長く続いた高市総務大臣の仕事をうまく引きつぎ、つつがなく業務を遂行できるか、その手腕に注目が集まります。
総論
ということで、細かな驚き、サプライズ(河野外務大臣・野田総務大臣など)はありつつも、経験者が数多く堅実な内閣改造となったのではないかと思います。
この内閣の行動がどうなるのか注目が集まりますし、改造当初はその一挙一動に注目が集まりますから、慎重にかつ大胆に政治を進めていっていただきたいと思います。
何か誤字等の誤りがございましたらお気軽にご指摘ください。
二階さんの写真が若すぎるという指摘はわかっています。
ご了承ください。