桜咲き誇れ

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加計学園の設計図流出・水増し疑惑などについてわかりやすく解説。ワインセラーに矮小化する加計学園問題。議員の衝撃発言。

国会を賑わし、安倍内閣の支持率を大幅に下げた要因の一つである、加計学園問題が、最近なにやら悲しいぐらい小さな方向に向かっています。

政府の疑惑から回り回って、ワインセラーがどうこうと論ずるように案件が矮小化されていってしまっています。

総理の意向どこ吹く風といった感じです。

さらに、この問題を追求している人物や、民進党議員から、「え?」と思うような発言がSNSなどを通じて発せられています。

 

そこで、今回は、最近騒がれているワインセラー、図面云々の話をまとめながら、その周囲の野党議員をはじめとした人々の衝撃的発言をまとめておこうかと思います。

 

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追記)

なぜか記事に書いていないことを汲み取っておられる方がいらっしゃるようですが、今回の話で過去のいわゆる疑惑の話がどうこうという話はしていません。

今までの疑惑に関しては、過去の記事で触れています。

この記事はあくまで今回の設計図流出や、ワインセラー騒動をめぐっての話をしているまでです。

 

 

 

図面流出を巡る経緯

加計学園問題で最近にわかに野党が盛り上がっているのが、この図面に関する問題でしょう。

新設される獣医学部の設計図面など52ページなどが流出し、黒川敦彦氏が代表を務める、「今治加計獣医学部問題を考える会」がワインセラー・ビールディスペンサーといった設備の設置が計画されていることや坪単価が標準よりも高いということや建築費の水増しが行われているのではないかという指摘をし*1、それに民進党も乗っかっているという図式になっています。

民進党とともに文科省からのレクを行ったりしていますからね。

 

のちに朝日新聞の報道によって、この流出したものは、あくまで計画として建設業者から提案されたものであり、加計学園が予定しているものとは異なり、ワインセラーなどの設置も現在の計画では入っていないことが明らかになっています。*2

さらに坪単価に関しても、黒川氏の計算が間違っているとの声明も、加計学園が出されています。

 

野党がいう「疑惑」をめぐってはよくあることですが、これらの文書が本当かどうかの精査は行わず、その文書によると問題があるのではないのかといった批判をしているわけです。

 

推測・憶測で批判する議員

上述の通り、指摘される水増し請求に関して、それを裏付ける事実は未だに出ておりません。

その時点で野党第1党の国会議員たちが取り上げて批判することも大いに疑問であります。

 

加計学園調査の先頭に立つ、民進党の櫻井充議員はFBでこのようにおっしゃっています。*3

結局、獣医学部を作って、利益を上げたいのだろう。さらに、土地の譲渡や工事費の半分を今治市に押し付け、なるべく自己負担を減らそうとしている。工事費の見積もりだけ見れば、今治市の負担は工事費の半額となっているが、実際の工事費はもっと安くて、実質全額を今治市に負担させるつもりなのかもしれない。

 「だろう」「かもしれない」という文言からもわかる通り、すべて推測です。

こういった学園の信用を落としかねない問題に関して、国会議員が裏付けもないままに、FBという公衆の面前で語るということ自体に私としては疑問を持たざるをえません。

仮に誤りであった場合、虚偽に基づいて多大なる損害を与える行為に他なりません。

しかも、公の職につく国会議員としてこういった行動が適切ではないことは明らかでしょう。

 

補助金は地方の問題

そして、今回の水増しの疑いの指摘というのは、建設費を水増しすることにより今治市などから補助金を多く受け取ろうとしているのではないかということでしょう。

 

上述の通り、あくまで補助金の申請主体は地方自治体であって、国政に関する問題ではありません。

このことに関して、黒川敦彦氏が頑張って不正を追及するというのは、あくまで個人の自由でありますが、国会議員諸氏が地方自治体の水増し疑惑に積極的に取り組むことに疑問を抱くのは私だけでしょうか。

 

当初の特区の申請をめぐる疑惑は国政に関する問題でしたが、水増し疑惑の指摘に関しては国政に関する問題ではありません。

仮に問題があるのであれば、愛媛県議会、今治市議会がその追及などは担うべきであり、国会議員が積極的に関わる問題ではありません。

当初の政府に関する疑惑と関連する事象と同じ学校であるからといって、政局に絡む問題であるからといって、国政の仕事ではない分野に干渉していくということに疑問を禁じえません。

 

ワインセラーに対する批判

水増しに関しては、上述の通り国政と関係のないということは、民進党の議員も理解しているのかわかりませんが、どちらかといえば水増し云々に関しては直接的に取り上げられていないように感じます。

それよりも、それと関連した、ワインセラーやビールディスペンサーといった設備に関して言及して、豪華な設備で大学には必要ないだろうという指摘を好んでいるようです。

 

特に話題となっているのが玉木議員の発言でしょう。

このように、ワインセラーなどが税金で購入されると指摘し、それが問題であると語っておられます。

 

しかしながら、その後ワインセラーがあくまで冷蔵庫のようなもので設置そのものに問題があるのかは甚だ疑問であること、加計学園がその設置そのものを否定したことが明らかになりました。

このことをを受けてか、玉木議員は後日こういったツイートをされました。

 

このように、ワインセラーの話はガセネタの可能性があり、巧妙な罠かもしれないと指摘したのです。

巧妙な罠といった、まるで被害者かのごとくの言説には呆れる他ありませんし、最初の軽率な発言に辟易とするばかりです。

 

櫻井議員も玉木議員もあくまで疑惑や推測の時点で、大きく取り上げ批判したのは、あくまで自らの行動であり、その設計図が真実かどうかは確認してから取り上げるべきであることは明らかでしょう。

そして、事実の追及を怠って取り上げた挙句、巧妙な罠とまるで被害者のような発言を行うのは、衝撃という他ありません。

 

彼らは「偽メール事件」という、民主党・民進党の大いなる教訓を共有できていないのでしょうか。

 

(追記)

このことに関して玉木議員がtwitterを更新されました。

ということで、信ぴょう性は現在確認中で、確認が取れていないとのことです。

確認を取ってから言及するべきではと思ったのは私だけでしょうか

 

黒川敦彦氏

そして、加計学園に関して追及を行い、今回の図面に関しても大きく関わっているのが、黒川敦彦氏です。

 

黒川敦彦氏に関しては、過去の投資を誘う胡散臭い発言がネット上では露見されています。

しかしながら、過去の行動をもとに、今回の発言の評価をすることは有意義ではありません。

私は、前川氏の時も、前川氏が仮に女性の貧困調査をしていようが、そのことと彼の発言の信ぴょう性を結びつけることには意味がないと申し上げていましたし、あくまで発言ごとにその捉え方を考えるべきでしょう。

 

しかしながら、この黒川敦彦氏に関しては現在進行形で気になる発言をSNSを通じて行われています。

 

この発言からわかる通り、彼の目的は安倍総理をいかにして失脚させるかにあり、あることないこと騒ごうと呼びかけています。

ないことでも騒ごうと公言されておられる方です。

より慎重に精査する必要があることはまちがいないでしょう。

 

終わりに

ということで、今回の図面をめぐる経緯と、周辺の人物の発言などについて見てきました。

 

国会議員の推測をもとにした民間学校の追及や、国会議員が取り上げるべきことなのかについては考えるべきことでしょう。

 

ワインセラー云々で騒ぐ姿は、森友学園で国の不正とは一切関係のない、森友学園の教育方針について論点を拡大していった様を思い出します。

限りなく真実に近い証拠があり、国政に関する不正があるのであれば、それに基づいて追及するのであればよろしいでしょう。

しかしながら、根拠薄弱な証拠で、国政とは関係のないところまで論点を拡大して政局化することは、緊迫する国際情勢を考えても望ましくないことは明らかでしょう。

 

1ヶ月後には臨時国会の開会も控えています。

民進党の新代表も誕生しています。

建設的な議論が行われることを望みます。

 

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