今日のビビットという番組で、カンニング竹山さんが核心をついたことをおっしゃっていました。
一連の騒動について、竹山は「この問題って、何が悪いのか、どこがダメなのか、ちょっとよく見えない部分があると思うんですよね」と疑問を述べる。
「すぐこういうこと言うと、ネットとかで『竹山は政権寄りだ』って言われるんだけど。僕は決してそうじゃないんだけど」と前置きした上で、文科省側が52年間にわたって獣医学部新設を認めてこなかったことに「ここがまずひとつ引っかかるんですよね」「ここに何かあったんじゃないか」と気にある点をあげた。政権側が再調査を公表した内部文書に対しても、竹山は「あったからって、本当にそれが悪いのか。裏でお金が動いてたら別ですけど」と持論を展開した。そして「ちょっと思うけど、官僚の人がペラペラ何でもしゃべり出すと、結構その政権終わりですよね」とコメントしていた。
おっしゃる通りで、真の問題は52年間獣医学部の新設が認められなかったということです。
そして、文書があったら何が悪いんだろう、というのも率直な感想だと思います。
そうなんです。悪くないんです。
お金の動きも違法性もないわけですしね。
安倍が悪いに違いないという、あくまで憶測にすぎません。
加計さんと安倍さんの仲がいいという外形的な要因のみで、安倍が関与しているに違いないという論調に向かっているように感じます。
提言
ここで一つ提言したいと思います。
「前向きで建設的な議論をしようじゃないか」と。
今回の加計学園の問題には違法性は全くないし、特に問題視すべき証拠が上がっているわけでもありません。
にもかかわらず、安倍総理の関与を憶測で語るような不毛な争いをするべきではないでしょう。
提案型の批判をすべき
加計問題で騒いでる人はアホ思ってるけど、同時に特区制度は、会議ほかを挟んで間接的ではあるけど、総理の意向に寄り添う制度だとは思うよ。まあ、遡及的に文句言う筋合いじゃないことは言うまでもないけど。
ブックマークでこういうコメントをいただいたのですが、非常に冷静で建設的なコメントだと思いました。
制度に問題があるのなら、そこは直していけばいいわけです。
これでは公平性が担保できないと考えるのであれば、変えるべく建設的議論をすればいいのです。
的外れな批判から、制度にはこういう問題があってもう少しこうしたほうがいいんじゃないだろうかという議論に移るべきだと思います。
にもかかわらず、今回の件は悪いに決まってる。もし違法性がないなら、今回の件が違法じゃないということのほうがおかしい。などといった議論は空振りでしかありません。
的外れの批判
にもかかわらず、民進党は「特区廃止法案」を提出する始末。
かつて政治主導を目指した志も、安倍批判のためなら関係ないのでしょうか。
これには、日経新聞から「ここまで的を外した法案は珍しい」と痛烈に批判されています。
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」といった様相です。
民進党には、0か100しかないのでしょうか、とさえ思えてしまいます。
all or nothing ではなくて、是々非々で検討を行うということが求められます。
まとめ
批判をするのは大いに結構ですが、合理性を失った感情的な議論は見直すべきでしょう。
是々非々で、悪いところはしっかりと批判を、改善案を提示していく。
こういった姿勢が求められるのではないでしょうか。
all or nothing で、安倍がやることはなんでも反対という、感情的な批判はやめていただきたいものです。
目標が「打倒安倍」のみでは、話になりません。