桜咲き誇れ

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朝生も国会も不毛。三浦瑠麗さんの的確な指摘。【朝まで生テレビ】

あの有名な討論番組の朝まで生テレビがありました。

名物司会の田原総一郎さんが、論客たちとともにズバズバとタブーなく論戦を繰り広げるという番組ですね。

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8月12日修正加筆しました。

中身に関しては今でも重要なエッセンスが含まれていると思うので、是非ご覧くださいませ。

不毛な議論

ただ、昨日の内容は、見ていて残念なものがありました。

 

天皇論や9条論の論議をきいていて、「おいおい、本当にこの問題について、しっかり本質を理解してるのかよ」と思う部分もありました。

そこは、私自身その場にいたら反論したくなるようなこともたくさんありました。

 

たしかに、ああいう論点がぶっ飛んでいるような議論では、猛烈に反発したくなるかもしれない。

とはいえ、お互いの意見をぶつけ合う中で、切磋琢磨し論点を見つけ出す中で、真の決着を目指すのが、議論というものでしょう。

 

しかしながら、保守の論客もリベラルの論客も、自分の言いたいことをいうのみでした。

全員ではないし、ずっとではないですが。

擁護するわけでもないが、特にリベラルの方からそういう傾向を特に感じました。

 

相手の考えを真剣に聞いて、何かを得ようとか言った考えはみじんも見られない。

そもそも人の話聞いてたんかということも感じられました。

 

もちろん、自分で確固たる信念を持っていることは大事だと思います。

ただ最初から立場、結果ありきではなく、両方の意見を受け入れて柔軟に対応できることが必要です。

結果ありきでは、議論は充実しません

自分の言いたいこと言ってるだけで、罵り合いみたいになってるし、何人かが同時に喋理続けている。司会まとめろーと思うような状況になってました。

ただ、朝生のような番組で、こういったことを要求することはもしかすると私が間違ってるかもしれません。

三浦瑠璃さんの的確な指摘

見ながらそのようなことを考えていた時、三浦瑠璃さんがこういうことをおっしゃいました。

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以下一部省略しながら、要旨がわかるように、書き起こします。

「ここで、論客の話聞いてても、さっきから喧嘩ばっかしかしてないしね。視聴者も一人一人の意見聞き取れないんですよ。

ここで、朝生ってカルチャーとして不思議だなといつも思うのは、絶対に番組の始めと終わりで意見が変わらない、絶対自分の立場が動かないという人たちが議論するっていうのが30年間続いてきたわけで、これは結局今の与野党の構成と似ているんですよ。

そりゃ自分の意見はあるけど、今日の議論は不毛だったし、最後の怒鳴りあいみたいなのは、、、 」

とまあこういったお話でした。

 

つまり、私が思っていたことを代弁してくれたわけです。

国会も朝生と一緒

そして、三浦さんの言う通り、今の国会も朝生のような不毛な議論に終始しています。

野党は反対(廃案)ありきで、攻めてきます。

特定秘密保護法にしても、平和安全法制にしても、今回のテロ等準備罪にしても、全てイデオロギー色を強めて反対

 

戦争法案などとレッテルを貼り、その法案のあることないことを風潮しデモ隊とともに活動します。

反対ありきだから、その法案の中身について論じることは少なく、多くは大臣の足を救おうとする質問や、感情的に机を叩いたり、そして、審議拒否、不信任動議などといった稚拙な国会戦術に走る

 

これでは、建設的な議論になりようがありません

 

共産党は最悪かまいません。

元からイデオロギーでどうしようもないほどの対立があるのだから、廃案ありきで攻めてくるのも当然でしょう。

 

しかし、民進党は野党第1党としての責任を持って、まとめるところはまとめる、国会では建設的な議論を展開するといった、責任感を示してほしいところです。

国会でプラカードを掲げたり、籠城したりしたところで、世の中は変わりません。

 

野党第1党の民進党までもが、イデオロギー任せの、反対のための反対では、五十五年体制の自民党対万年野党の社会党となんら変わりありません

維新を褒めるわけではないですが、ああいった修正に持ち込むというのも、重要なことです。不備があれば、野党が指摘して正すというのは、素晴らしいことです。

しかし民進党は、維新の党の議員に自民党に入れてもらえと、口汚く罵る始末。

そこには、自民党と同じ考えを持つ奴は悪だといった、印象さえ感じました

 

建設的な議論をするためにも、共産党主導の結論ありきの行動をするのではなく、しっかりと国会で議論を深めていただきたいです。

参議院ではそれを切に願っています。

 

ここまでは、野党について言いましたが、与党にも改める点はあります

はっきり言って金田大臣の答弁はお粗末すぎます。

おいおいまじかよという答弁も結構見受けられます。

そこを、野党に狙われてしまうのは半ば仕方ないことかもしれません。

 

番組内では、菅官房長官が官房長官会見でよく使う「まったく当たらない」というのも結果ありきだろという意見もありました。たしかに、一部はそうかもしれません。

まぁ時には言いがかりだろうという質問も見受けられますし、あそこは議論の場ではないですしね。

 

でもやはり、一番重要なのは、国会を充実したものにするために、国会審議その他活動を通し、健全な野党として民進党が、建設的な議論を行っていただくことであると思います。

ということで

月曜日29日火曜日30日テロ等準備罪が、本会議委員会でそれぞれ審議入りします。

どちらも安倍総理出席です。

衆議院のような不毛な論争から、野党が押し合いへし合い、怒号が飛び交う、採決ではなく、建設的な議論が野党から提案され、しっかりと行われることを願っています。

 

(追記)

テロ等準備罪は成立しました。

 

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