桜咲き誇れ

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陛下が政府に不満!?その真相は

5月21日に毎日新聞で驚くべき記事が出た。


簡単に内容を要約すると、論点は二つある。

  1. 天皇の退位が制度化されず、一代限りの特措法であり、陛下が不満を示された。
  2. 有識者会議で出てきた「天皇は続くことと、祈ることに意味があり、それ以上は天皇の役割ではない」という発言をお聞きになり、被災者訪問などのご公務を否定されたとお感じになられた。

この二点である。これが宮内庁関係者によって首相官邸に伝えられたというのである。一つずつ解きほどいていく。

虎の威を借る宮内庁

まず一つ目の論点で問題となるのは、今回の政府に対する不満の表明は、憲法四条で禁じられている天皇の政治に関する権能の行使にあたるのではないか、ということである。簡単に言えば、天皇は政治に関して口出ししてはならないと、憲法に定められているのである。

政権の行っている政治活動に対して、それが天皇陛下ご自身の身分に関することとはいえ、発言をされるというのは非常に問題である。

ただし、内々に政府に対して、現在のお気持ちをお話になるのが問題である、とまで言うつもりはない。最大の問題は宮内庁がそれを新聞に流し、政治に、もしくは世論に関し、働きかけようとしている点である。

宮内庁がタイミングを計らって情報を流し、天皇陛下のお言葉という虎の威を借りて政府を動かそうとしているとも取れる行動を取れるのは言語道断である。

 恒久制度化は難しい

とはいえ、天皇陛下が思われることに関しては、政治がそれによって決定されることは許されないが、できるだけ陛下のお気持ちに近づけていく努力をすることは必要である。しかしながら、天皇退位の制度化は非常に難しい。退位の要件をどうすればいいのか等、制度として固めるには難しい問題が山積しているのである。また恒久的な制度にしてしまえば、時の政権の影響によって退位させられるということが、将来にわたってありえないとは言えない。そもそも明治時代に皇室典範が作られた時、退位に関する規定が設けられなかったのは、明治以前に天皇が時の権力者の都合によって退位させられたことを踏まえ、そういったことがないように、あえて設けなかったのである。

特措法やむなし

これらの事情から、制度化を迅速に行うということは難しい。よって特措法で今回1代限りの退位について、定めるというのはもっとも無難な方法といえる。陛下のお気持ちは、大事であるが、現実問題として受け入れていただく他ない、というのが結論であろう。

 有識者会議が陛下の活動を否定!?

二点目は、ヒアリングにおいて、天皇陛下の現在のご公務を否定する発言が出たと、陛下がお感じになられた、ということである。

これは保守系の専門家が「天皇は 続くことと祈ることに意味があり、それ以上を天皇の役割と考えるのは如何なものか」と発言されたことを受けてのことである。

これをお聞きになった陛下は、象徴天皇としてのあり方を模索しながら、被災者訪問など国民とともに歩む皇室という姿を否定されたのだとお感じになったと、不満を示されたのである。

血統の原理

しかしながら、これは陛下の思い違いだと思われる。保守系の専門家が言ったことは、天皇陛下のご公務を否定するつもりは毛頭なく、たとえご高齢になられて、陛下がご公務を遂行できなくなったとしても、天皇陛下として国民に敬われるということを言いたかったのだと推察される。

天皇というのは、男系の血統によって選ばれる。そこに天皇としての資質がどうとかは一切関係ないのである。その上で、今上陛下がたとえ病床に伏され、ご公務の多くを皇太子殿下に譲られたとしても、国民の安寧を祈られている限り天皇陛下であり、ご公務の有無によって、天皇陛下への気持ちがかわることはない、ということを伝えたかったのである。

昭和天皇も、晩年は病床につかれ、ご公務の多くを今上陛下が行われていた。しかし、だからと言って昭和天皇を敬う気持ちがなくなるのではなくて、病床であっても国民の安寧を願われている天皇陛下を敬う気持ちに変わりはないのである。

皇室に関して

以上のように今回の記事についてより細かく論じたつもりである。

今回の問題は、その中身より宮内庁の皇室利用に関する点であったと思う。陛下のお言葉は重いのであるからして、慎重にされることを望みたい。

また政治家は眞子内親王殿下のご婚約によって、話題になっている皇族の減少に関しても、早急に論じ、皇室典範の改正を行わなければならない。確かに皇室に関して、議論を提起するなどというのは恐れ多いというのは十分承知するが、今回陛下が退位を望まれたお言葉が出されたのも、政治家の不作為によるものであるとの批判が大いにある。早め早めの対策が望まれる。

皇族の減少に関して、現在言われている女性宮家の創設や、女性天皇、女系天皇などについてはまた、別の機会にブログで論じたいと思う。

初投稿

なにぶん初めての投稿で、文章内容ともにグダグダであるのは否定しがたいが今後もよろしくお願いしたい。

なぜかわからないが、気づいたら文体が常体になっていて、非常に堅苦しい文章になってしまいました。ということで、ここぐらいは、敬体でやります。というより、次のブログからは、です、ます調にします。わかりやすく書きたいと言っているのに、さっそく矛盾していますしね。気になる点があったら、なんでもコメントお願いします。反対意見、それはおかしいという意見もどしどし応募してます!